2024年9月1日、今日から10泊12日の旅が始まる。中国で5泊、ベトナムで5泊を過ごす。
羽田空港
チェックインカウンターに向かい搭乗手続きをした。
係員がパスポートを確認し、査証欄に中国のビザがないことを指摘された。144時間トランジットビザ免除を利用する旨を伝えると、「乗り継ぎですね」と言われ、第三国・地域への航空券と天津から北京までの移動手段の提示を求められた。
私は、事前に印刷しておいた北京大興空港からクアラルンプール空港までのeチケット控えと、天津駅から北京南駅までの高鉄の購入済み画面を提示した。また、天津浜海空港の入国審査場で使われる144時間トランジットビザ免除申請書(入国カードとは異なる書類)にも、滞在先や連絡先などを手書きで記入した。
搭乗券が渡されるまで約20分を要した。チェックイン後、保安検査を受け、顔認証ゲートを通過し、無事に出国手続きが完了した。
TIAT LOUNGE
上位クラス搭乗者やプライオリティパス保持者でなくても、Trip.com(OTA)のプラチナ会員は年1回、ダイヤモンド会員は年2回、ラウンジを無料で利用できる。軽食やソフトドリンク、お酒が提供されており、程よい夜食になった。
機内(天津航空 GS7990便)
機内に搭乗すると、周りは中国に帰国する中国人ばかりだった。低運賃ではあるが、機内エンタメも利用可能だった。機内食の提供はない。
機内エンタメ
昨年中国で上映された映画『開国将帥授銜1955』を鑑賞した。歴史上の戦争と1955年9月27日の元帥授与が題材となっており、新中国を建国した毛沢東(演:唐国強)や、彼の長男・毛岸英(演:李晨)、妻・楊開慧(演:聞雨)、そして初代総理の周恩来(演:劉勁)も登場している。
実際の内容は革命烈士(日中戦争、国共内戦、朝鮮戦争による殉難者)の人生に焦点を当てており、登場人物が過去を回想するシーンが多かった。
特別待遇
着陸が近づいた頃、客室乗務員から最前列に移動するよう案内された。どうやら入国審査に時間がかかるため、できるだけ早く飛行機から降りられるよう配慮してくれたようだ。他の乗客を差し置いて、一番に降りることができた。客室乗務員が「彼は外国人で、入国手続きに時間がかかるので先に降ろす」と周りの乗客に説明していた。
天津浜海空港
スタッフに連れられて、他の乗客とは別の方向に案内された。臨時入境外国人入境カードと臨時入境外国人出境カードに必要事項を記入し、入境カードを提出した。出境カードは出国時に必要となる。
「中国語は話せるか」「中国国内に知人はいるか」「中国の携帯電話番号は持っているか」など、複数の質問を受けた。所要時間は約30分で、会話はすべて中国語で行われた。
手荷物受取所でキャリーケースを受け取り、到着口を出た。その瞬間にタクシーの客引きが寄ってきたが、決して相手にせず地下鉄駅がある第2ターミナルに移動し待機した。