今週のお題「上半期ふりかえり2025」
釜山と群山を訪れた。現地で何をするかは特に決めずに、無計画な旅を楽しんだ。
金海空港
わずか2時間ほどで韓国に到着した。中国大陸や台湾でも3〜4時間かかることを考えると、韓国は本当に目と鼻の先だ。
入国審査は長蛇の列で、1時間弱は並んだ。
牛カツ
最初に食べたのは、まさかの和食だった。
韓国では豚カツやチキンカツよりも牛カツの人気が高いらしく、生焼けの牛カツを自分で焼いて食べるスタイルが一般的だという。現地の日本人にすすめられたので、間違いないだろう。
ハングルで目がグルグル


韓国語の文字はハングル。漢字交じり表記が使われることもまれにあるが、通常はハングルだけが使用されている。
大学で第二外国語として韓国語を履修したことがあるが、ハングルの仕組みは単純なので、読み上げること自体はそれほど難しくないだろう。
しかし、ハングルは表音文字なので、単語を知らなければ意味を推測することができないのが難点だ。漢字語(漢語)であれば、日本語や中国語の音から意味をある程度予測できることもあるが、それでも中国語のように一目でわかるわけではない。
コンセント形状には要注意
コンセントの問題も地味に困った点だった。全世界対応のボックス型変換プラグを使っているのだが、韓国ではSEタイプが主流。しかし、この手の変換プラグの多くは細いCタイプ(ユーロプラグ)にしか対応しておらず、SEタイプのコンセントに差し込むとグラグラしてしまい、しまいには抜け落ちてしまう。
サンナクチ
韓国南部には、生きたテナガダコを食べる郷土料理がある。
とにかくいきがよく、しっかり噛みくだく必要がある。歯ごたえはなかなかのものだった。
ユッケ
韓国料理の定番であるユッケを食べるのは、これが初めてだ。ユケハンユッケの店主は日本語が堪能で、日本人観光客に人気のある店の1つだ。
店内メニューの中にレバ刺しもあったが、日本では提供が全面的に禁止されているほどリスクが高いため、本場の韓国とはいえ食べるのをためらった。もしユッケとレバ刺しのどちらにもあたってしまったら、かなりきつかっただろう。
群山
釜山で食を楽しんだ後は、次の目的地・群山へ向かうことにした。
群山は韓国併合時代の面影を残す港町として有名である。

約100年前、ここ群山を含む湖南平野で収穫された米は、群山港を経由して内地(日本本土)へ輸出されていたそうだ。
今回1泊したヨミランも伝統的な日本家屋の雰囲気があり、裏に回るとまるで日本庭園のような様子だった。
居室は和室で、布団 on 畳のスタイルだ。畳に寝るのは大阪の西成以来、7ヶ月ぶり。


突如現れた吐き気
10日は朝から気持ちが悪く、トイレで黄色い液を吐いてしまった。
現地の医療機関を受診
その後も吐き気が続いたため、最寄りの医療機関を受診することにした。
受付でパスポートを提示し、韓国の電話番号や外国人登録証がないことを説明した。韓国語が話せないことも伝えると、受付の人が症状を詳しく聞いてくださり、その内容を医師に伝えてくれた。
さらに、診察後には隣の薬局まで一緒に行ってくれるなど、親切に対応してもらえた。
診察代は20,600ウォン、薬代は16,200ウォン。10割負担で合計約3,800円と、かなり手頃だった。
一度立て替える形だが、海外旅行保険で全額補償されるため、実際の負担はない。
帰国当日に寝坊
午前7時に目が覚めた。フライトは8時20分発。すでに出発の1時間半を切っていた。
寝癖を直す時間もなく、ホテルを大急ぎでチェックアウト。7時7分にUberを配車し、1分後にはUberが到着した。
空港に着いたのは7時26分。ぎりぎりセーフといったところだ。朝のフライトに備え、空港から近い沙上のホテルを取ってよかった(1日目とは別の場所)。
さらに積み重なる不運
急いでホテルをチェックアウトしたせいで、部屋の確認を怠ってしまった。
飛行機に乗り、左腕で時刻を確認しようとしたときに腕時計がないことを気づいた。
Trip.comを通してホテルに連絡を取った。最初の返事は「お客様に国際便で送ることはできません。お客様の親戚や友人が受け取りに来ることができます。ホテルで大切に保管いたします」というものだった。
理由を聞くと「腕時計を国際郵便で紛失の可能性があるため、送ることを断りました」とのこと。※かぎかっこ内は原文ママ
さすがに腕時計のために再び韓国に行くわけにもいかない。
ロコタビで釜山在住の日本人を探し、その人が日本に帰国するときに一緒に持ってきてもらうことになった。