今週のお題「行ってよかった旅行先」
往路便
離陸してしばらくすると、機内食の前におやつとしてミックスナッツとドライフルーツが配られた。
機内食は魚香肉絲を選んだ。魚香肉絲は細切りの豚肉と野菜を甘辛い味付けで炒めたもの。食後にはデザートとしてバニラ味のハーゲンダッツも配られた。
2年ぶりの北京大興空港に到着した。
一昨年は天津浜海空港から入国し、北京大興空港からは出国のみだったので、今回が大興空港からの初入国となる。
昨年11月から入国カードのオンライン事前申告が可能になったため、いちいち紙に記入する必要がなく、パスポートを入国審査官に渡して指紋採取と写真撮影をするだけ。質問も「一人旅か」「どこに行くか」など数問のみで、過去最速の入国となった。

世界的な流れと言えるが、中国主要都市の地下鉄駅の改札がクレジットカードのタッチ決済に対応した。交通機関での本人確認をオフにしておけば、スマホのロック解除すら不要で改札を通過できるので、かなり手間が省ける。
ホテル(99旅館連鎖)

1泊あたり3,141円(134元)の99旅館連鎖に宿泊した。この宿はフロントも客室も地下にあり、空調は一括管理。
備え付けのテレビはあるが使えず、携帯の電波も中国移動と中国広電しか入らない部屋だった。
近くの店でジーパイ煎餅を購入したが、想像以上に大きくて驚いた。
朝食(首都経済貿易大学)


大学の学食へ行き、煮卵、お粥、豆漿(豆乳)を注文した。3品合わせてもわずか168円(7元)だった。

学生以外の外国人が大学構内へ入る際には、少し手間がかかる場合がある。
今回訪れた首都経済貿易大学では、自動ゲート横の警備員にパスポートを提示する必要があった。大学によっては事前予約が必要な場合や、一般開放されていないケースもあるため、訪問前にWeChat公式アカウントなどで入構方法を確認しておくと安心だ。
中国電信博物館
最初の観光地は中国電信博物館。昨年の上海旅行では上海電信博物館を訪れる予定だったものの、時間の都合で行くことができなかった。北京でようやく電気通信をテーマにした博物館を訪れることができた。


日本(熊本)と中国(上海)を結ぶ海底ケーブルは、日中国交正常化から4年後の1976年に開通した。戦後初の日中共同事業として整備された通信インフラであり、当時の両国関係を象徴するプロジェクトの一つだったらしい。
中国で国際ローミングが開始されてから今年で30年。現地キャリアと直接契約がなくても、別の国・地域で通信や通話ができるのはこの仕組みのおかげ。
昔の携帯電話の展示を見ると、モトローラのほか、日本メーカーが数多く並んでいたのが印象的だった。中国初のアナログ携帯電話はNEC製だったそうで、中国の携帯電話黎明期には日本メーカーも大きな役割を果たしていたことが分かる。




父が使っていたP700i、P702i、P703i、P-01Gに幼いころ触った記憶があるが、中でもP702iは展示されていたVS2と少し雰囲気が似ていた。
当時の日本で流通していた機種はメーカーロゴの代わりにキャリアロゴを入れる慣習があったので、NECやPanasonicが書かれている海外モデルのガラケーを見るのはとても新鮮だった。
一方で、現代の展示を見ると、中国メーカーとiPhoneが大半を占めていた。



最後は定番の文創アイスを食べた。この博物館の外観をかたどったフォルムになっている。
その場ではアイスだけを撮影して満足してしまったが、実際の建物と並べて写真を撮っておけばよかった。
BEJ48チームB 劇場公演

BEJ48は北京で活動する女性アイドルグループである。上海のTSH48や台北のTPE48とは関係ないが、かつてAKB48グループの一員だった上海の姉妹グループ・SNH48から派生したグループだ。
現在も独自路線で活動を続けており、今年で結成から10年が経つ。
自動で割り振られた席は1列目(0列目がVIPエリア)と、眺めは最高だった。
牛蛙初挑戦
牛蛙の汁なし鍋(乾鍋)を美団外売で注文した。初めて牛蛙を食べた感想は、とにかく骨が多い。味は言われていた通り、鶏肉と魚肉の中間のような感じだったが、唐辛子がかなり激辛だった。
中国共産党歴史展覧館
中国共産党歴史展覧館を見学してきた。中国共産党歴史展覧館は、中国共産党の成立から中華人民共和国の建国、文化大革命、改革開放、そして現在に至るまでの歴史が紹介されている。
日本の降伏(ポツダム宣言受諾)を報じた号外も展示されていた。日付は1945年8月14日付で、日本国民に玉音放送を通じて終戦が伝えられる前日のことだ。
政治史だけではなく当時の生活の様子を再現した展示もあった。



1985年、中国の身分証制度が誕生した。日本のマイナンバーカードに相当するものだが、中国ではさまざまな場面で身分証の提示を求められることが多い。この施設を含めた観光地や先述のBEJ48劇場でも、入場時に身分証の提示が必要だった(日本国籍である私はパスポートで代用)。高校時代、16歳になった中国国籍の同級生が初めて身分証を取得してきた話を聞いたことはよく覚えている。
回転寿司
中国で今話題のスシローではなく、中国発祥の回転寿司チェーンである禾緑寿司に入ってみた。
中国のショッピングモールでは、飲食店の店員が店頭に立ち、通行人に積極的に声をかけて入店を促す光景をよく目にするが、この店舗も例外ではなかった。
着席すると、回転寿司のシステムについて丁寧に説明してくれたが、基本的には日本の回転寿司とほとんど変わらない。コロナ禍ですっかり見かけなくなった寿司がレーンを回る回転寿司を久々に見た気がする。
衛生面への配慮からレーンにはカバーが付けられているのだが、そのカバーの上にさらに別の寿司皿が重ねて置かれている。


日曜の夕方5時半にしては、店内は空いているように感じられた。
豆汁初挑戦
北京の伝統的な飲み物「豆汁」を飲んでみた。緑豆を発酵させたもので、かなり酸っぱい。独特な味はするが、私はまずく感じなかった。

この豆汁の産地は北京の隣、河北省廊坊市。北京大興空港は北京市大興区とこの廊坊市にまたがって位置している。
ちょうど同じ時期に、ネットメディアのロケットニュース24も北京で豆汁を味わっていたようだ。私は今回冷たい豆汁しか飲んでいないが、温かい豆汁ではまた違った印象になるのかもしれない。
復路便
中国の旅において、同じ空港から入出国するのは今回が初めてだった。2024年の天津・北京・ホーチミン市とは異なり、移動に時間を取られない分、じっくりと北京を堪能することができたと思う。
帰りの機内食は、そば・パン・ご飯の主食3点セットだった。
